こんにちは。この記事を読んでいる方々には、さまざまな年代の方がいらっしゃるかと思います。その中でも、私と同世代の50代の方々は、早期退職を考えたことがあるでしょうか?
私は昨年6月末、53歳で早期退職しました。35年間勤務していた組織を退職したのです。退職理由は多岐にわたりますが、長くなってしまうので、ここでは詳しく書きません。
実は、この9ヶ月間、新たな収入源を得るために、さまざまな挑戦をしてきましたが、失敗も多かったです。しかし、退職したこと自体を後悔していません。何故なら、これは誰にも相談せず、私自身の決断であるからです。もし今後、収入を得るために苦労することがあっても、それは自分で決めたことなので納得しています。
私が退職を決断した理由を一つ挙げるとすれば、「このまま一つの仕事を続けることで本当に幸せなのか?それで自分の人生に満足できるのか?」という疑問が湧いたからです。もちろん、安定した収入や立場を捨てることは非常に勇気が必要です。しかし、それ以上に大切なことがあるのではないかと思い、退職を決意しました。
早期退職のメリットとデメリット

とはいえ、この決断には相当な時間をかけて考えました。おそらく、あの「きっかけ」がなければ、私は早期退職を選ぶことはなかったと思います。そのきっかけが何だったのかについては、また別の日に書こうと思います。
早期退職を決断するにあたり、やはりメリットとデメリットをよく考えなければなりません。そこで、考えられるメリットとデメリットを挙げてみました。
メリット
- 自由な時間を得られる
- ストレスの軽減(仕事のプレッシャーから解放される)
- 趣味や自己投資に時間を充てる
- 新たな挑戦やキャリアの再構築ができる
- 早期退職後の健康へのポジティブな影響
デメリット
- 経済的な不安定さ
- 社会的な繋がりの喪失
- 早期退職後に再就職が難しくなる可能性
- 生活水準を維持するための貯蓄や投資の重要性
- 社会保険や年金への影響
当然ながら、経済的な不安定さが一番の懸念点でした。ただ、私は幸いにも「早期退職制度」を利用することができました。この制度は、企業(組織・役所)が従業員に対して、通常の定年よりも早い時期に退職を促すものです。
この制度では、一定の条件を満たす従業員に対して、退職金の増額や再就職支援などの特典が提供されることが一般的です。企業側はコスト削減や人員整理を目的とし、従業員側は新たなキャリアのスタートや人生の転機を迎える機会として利用することができます。
私はこの制度を利用したため、退職金がそれなりに支給されました。この利点がなければ、私はこのタイミングでの退職を選ばなかったでしょう。
ただし、この点をクリアしたとしても、再就職が難しくなることや、社会保険や年金への影響などがあるため、将来的な不安を抱えたままの決断だと言えます。
ポジティブな面を重視した決断

しかし、私はこの不安をあえて抱えたまま、早期退職を決断しました。それは、ネガティブな面よりもポジティブな面を重視したからです。
仕事から解放され、プレッシャーが無くなったこと、自由な時間を得られたこと、早期退職後の健康面など、将来というよりも、実際には「今の自分」をどうしたいかを優先したのです。だからこそ、確実に大丈夫だと言える状況では決してありません。
そしてこの9ヶ月間、正直なところ、ポジティブな面を十分に活かせなかったなと感じています。結局、収入の減少を補うことに焦り、自己投資が満足にできず、時間ができたにもかかわらず、それを有効に使えなかった。これが、この9ヶ月間の反省点です。
先日も書きましたが、清掃バイトや動画編集での失敗がありました。そのため、4月はゆっくりと過ごしたいと考えています。そうしている私を見て、当然ながら「大丈夫なのか?」や「再就職を早くしないとまずいのでは?」という声が山のように聞こえてくることでしょう。
しかし、私はそうした声に振り回されやすいタイプで、結局、そのために自分の中で確固たる決意を固められず、ふらふらとあちこちに手を出してしまい、袋小路に入ってしまいました。
そのため、今一度早期退職を決断した原点に立ち返り、もう一度自由な時間をどう使うかを考え、有効にやりたいことに使おうと思っています。少なくとも、この1ヶ月間はそれを実践したいと考えています。
早期退職を考えていらっしゃる方へ

早期退職を考えている方は、人生の大きな転機を迎える決断をするのは勇気がいることです。しかし、退職後の生活や心の準備、今後のビジョンを明確にすることが成功へのカギとなります。
私が早期退職をしたからといって、必ずしも皆さんに安易にお勧めしようとは思っていません。継続して働きたい方や今の生活に満足している方には、あえてそのような道を選ぶ必要はないと考えています。
最後に、早期退職をするにあたり、どのような準備が必要かをまとめています。これからの選択に少しでも役立てていただければ幸いです。
1. 経済面の確認
- 退職金や貯金の見積もり:退職後の生活費や必要な資金を確認。
- 年金・社会保険の確認:年金受給額や社会保険の状況をチェック。
2. 健康面の確認
- 健康保険の手続き:退職後の健康保険(任意継続や国民健康保険)の確認。
- 医療費の見積もり:健康管理とともに、医療費の予算を考慮。
3. キャリアプランの準備
- 再就職の検討:再就職の可能性やフリーランス、独立の選択肢を考える。
- スキルアップ:必要な資格やスキルを事前に準備。
4. 精神的・感情的な準備
- 生活のビジョンを明確に:退職後にどう過ごすか、目標を設定。
- 周囲の理解を得る:家族や周囲としっかり相談。
早期退職を決断するには、経済面、健康面、キャリアプラン、精神的な準備など、多角的に考える必要があります。上記のような準備をしっかり整えたうえで、自分の人生にとって最適な選択をすることが大切です。退職後の生活を安心して迎えるためにも、早期退職前にこれらの準備を万全に行いましょう。
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