こんにちは。先日、ふと思い立って鎌倉へ行ってきました。近所なので行きやすい場所ではありますが、混雑しているだろうと思いつつも、「鎌倉の桜を見たい」との思いで足を延ばしました。
しかし、駅を出るとすぐに人の波が…。小町通りは人で溢れ、ゆっくり歩くことすら一苦労でした。観光地の賑わいは活気の証でもありますが、景色を楽しむ余裕もなく、「これが本当に良い形なのだろうか」と疑問が湧きました。
鎌倉に限らず、先日は浅草も同じような状況でした。おそらく日本の多くの人気観光地では、地元の暮らしに支障が出ることがあり、観光のあり方が問われています。これからは、静かにその土地の良さを味わうような旅が求められるのではないでしょうか。
鎌倉の様子

鎌倉駅を出た瞬間、というより改札口を見たとき、私は驚きました。「これほど人がいるとは…」正直、驚きを隠せませんでした。老若男女、そして日本人や外国籍の人々が入り混じり、あらゆる人で賑わっていました。小町通りは観光客で溢れ、若宮大路も、この写真でわかるように、大勢の人で埋め尽くされていました。
それでも桜の花は美しく咲いており、良い写真を撮ることはできました。しかし、人気のカレー店やカフェには長い行列ができ、どこもかしこも人でいっぱい。風情を楽しみながらゆっくり歩くことは難しく、どうしても人をかき分けながら歩くことになり、余裕を持った歩き方はできませんでした。
観光地としての質はどうなのだろうか

もちろん、鎌倉にこれだけの人が溢れかえるのは、それだけ鎌倉が観光地として魅力的だからに違いありません。鶴岡八幡宮をはじめ、鎌倉時代からの武家の古都である鎌倉は、史跡や名所が豊富で、湘南という地域で海岸にも近く、独特の地形も影響しているので、大勢の人が集まる要素が詰まっています。
しかし、過剰な観光客の存在が、その魅力を半減させているように感じるのは私だけでしょうか。これほど人で溢れかえっていると、景色を楽しむ余裕もなく、ただ人混みの中を歩くだけになりがちです。
もちろん、観光地に「活気」があることは良いことですが、観光地の質は「活気」だけでは測れません。静けさや閑静な佇まいの中にも、その質は保たれるべきで、鎌倉は本来そのような雰囲気を持つ町です。残念ながら、現在の鎌倉にはその点が薄れているように感じます。
改善方法と提案

では、観光地の魅力を保つためにはどうすればよいのでしょうか?それには、観光客の分散が不可欠です。例えば、ピーク時の混雑を避けるために、オフシーズンや平日の訪問を促進したり、観光地側が予約制を導入するなど、訪れる人数を調整する方法が考えられます。
さらに、観光客自身にもマナーを守ることを啓発するキャンペーンが必要かもしれません。例えば、訪れる時間帯を調整したり、短時間の滞在を心がけるなどです。また、人気の観光地を避けて、少し人が少ない場所を選んで観光するなど、工夫次第でできることはたくさんあります。
とはいえ、観光地としては、観光客が多いことで商売が成り立っている一面もあります。できるだけ多くの売り上げを上げるためには、多くの観光客が必要です。観光客が減れば、商売に影響が出るのは避けられません。しかし、繁盛するのは良いことでもありますが、その一方で人手不足に悩むことも考えられ、賛否が分かれるところです。
インバウンドによる経済効果を期待する声が高まる中で、政府の対応はまだ不十分だと感じます。観光地や観光客だけでは限界があり、政府や地方自治体の取り組みが重要です。この問題を真剣に考え、実行してほしいものです。
まとめ

鎌倉をはじめ、日本の多くの観光地はオーバーツーリズムの問題を抱えています。過剰な混雑が続けば、その土地本来の魅力が薄れてしまう恐れがあります。観光地の賑わいも大切ですが、静かな時間の中でその土地の良さを感じることも重要です。残念ながら、現在その魅力が失われつつあるように感じます。
この状況が本当に良いのか、再度観光のあり方を見つめ直す時期に来ているのではないでしょうか。身近な観光地に行けない、または行っても楽しめない状況では、本末転倒です。今後は、混雑を避けつつ静かな時間を楽しむ方法を探し、持続可能な観光のあり方を模索する必要があります。観光地での真の楽しみ方を再考することが、今後の課題だと感じます。
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