こんにちは。今日から何回かに分けて、三浦半島・湘南地域の主要な都市をご紹介していきます。
第1回は「横須賀市」です。横須賀は、私の地元でもあります。
横須賀市の主な概要

横須賀市は、2025年時点で人口約37万人を有する中核市で、神奈川県南東部に位置し、三浦半島の北半分を占めています。市域の東側は東京湾、西側は相模湾に面しており、海に囲まれた地理的特性を持つ都市です。三浦半島の中心的存在であり、古くから軍港として発展してきた歴史を有します。
東京湾の入口にあたる浦賀は、江戸時代には浦賀奉行所が置かれるなど戦略的に重要な拠点とされ、幕末にはペリー提督の「黒船来航」の舞台にもなりました。明治以降は、観音崎灯台の点灯、横須賀製鉄所の建設、鎮守府の設置、横須賀線の開通などが相次ぎ、海軍拠点として急速に発展。日本の近代化に大きな役割を果たしました。
神奈川県内では横浜市に次いで2番目に市制を施行し、昭和期には大日本帝国海軍の中枢拠点として機能。「大横須賀市」として全国有数の軍港都市となりました。
現在も、米海軍横須賀基地および海上自衛隊の施設が市内に設けられており、国際色豊かな街並みと、かつての軍港都市としての歴史的風景が調和する、独特の魅力を持つ街となっています。
横須賀の魅力

横須賀の魅力は、歴史と国際性、そして豊かな自然が共存する点にあります。米軍基地の存在により、異国情緒あふれる商店街やイベントも多く、アメリカ文化と日本文化がミックスした街並みが特徴的です。
また、海と山に囲まれた立地で、都市機能を持ちつつも、自然と触れ合える場所が多くあります。三笠公園からは東京湾を一望でき、猿島や観音崎など自然と歴史の両方を感じられる名所も豊富です。
暮らしの面では、都心から電車で1時間ほどの距離にありながら、落ち着いた生活環境が整っており、「ほどよく都会、ほどよく田舎」のバランスが取れたまちといえるでしょう。
観光スポットと名物

横須賀市には、軍港の歴史を体感できるスポットから、海と自然を満喫できる場所まで、幅広い魅力が詰まっています。

まず外せないのが「横須賀軍港めぐり」。米海軍や海上自衛隊の艦船を間近で見られるクルーズは、ここならではの体験です。艦船の名前や任務の解説もあり、軍事や海上安全保障に興味のある方にはたまらない内容です。日本国内でこのような艦艇クルーズを楽しめるのは、横須賀だけです。

続いて「三笠公園」。ここには、日露戦争で連合艦隊の旗艦を務めた戦艦「三笠」が保存・展示されています。艦内の見学も可能で、歴史的な資料や再現された艦橋から当時の緊張感が伝わってきます。海を望む美しい公園としても整備されており、市民の憩いの場となっています。

自然を楽しむなら「観音崎」がおすすめ。東京湾を一望する絶景の地にあり、日本最古の洋式灯台「観音崎灯台」が立っています。周辺には観音崎公園や美術館、海辺の遊歩道があり、散策にも最適。潮風と森林が交わる独特の癒やし空間です。(写真後日貼付

さらに、「猿島」も横須賀ならではの非日常体験ができる無人島。船で10分ほど沖合に出ると、かつての要塞跡や秘密のトンネルが現れ、まるでジブリの世界に入り込んだような感覚に。夏には海水浴やBBQ、釣りなども楽しめる、人気急上昇中の観光地です。

買い物や食事を楽しみたい方には、「コースカ ベイサイド ストアーズ」や「ドブ板通り」も見逃せません。特にドブ板通りでは、アメリカと日本のカルチャーが融合したユニークな雰囲気が漂い、「ネイビーバーガー」や「ヨコスカチェリーチーズケーキ」など、横須賀ならではのグルメが味わえます。
このように、歴史・自然・文化・食の全てを一日では回りきれないほど楽しめるのが、横須賀という町の大きな魅力です。
最後に
横須賀市は、東京湾と相模湾に挟まれた三浦半島の要所に位置し、歴史的にも地政学的にも重要な役割を担ってきた都市です。江戸時代から現代にかけて、日本の国防や近代化に深く関わり、今なおその面影を色濃く残しています。軍港都市としての重厚な歴史に加え、海に囲まれた豊かな自然、国際色豊かな文化が共存する横須賀は、訪れる人に多彩な魅力を提供してくれるでしょう。
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